News

2026.09.08

「AI・DXソリューション展示会2026」 電気興業ブースにて、通信型ドライブレコーダーを用いた サイバーコアのエッジAIによる道路巡回ソリューションを展示

 株式会社サイバーコア(本社:岩手県盛岡市、代表取締役社長:玉木由浩)は、2026年9月24日(木)に浪江町地域スポーツセンター 秋桜アリーナで開催される「AI・DXソリューション展示会2026」の電気興業株式会社ブースにおいて、通信型ドライブレコーダーを活用したエッジAIによる道路巡回ソリューションを展示いたします。

 本ソリューションは、ドライブレコーダーなどで取得した映像をもとに道路の損傷を検出し、道路巡回業務の負担軽減やインフラ維持管理の効率化を支援します。

道路巡回ソリューションについての詳細はこちらをご覧ください。

また、電気興業ブースの出展については、電気興業のプレスリリースをご覧ください:リンク

■【展示会概要】
展示会名:AI・DXソリューション展示会2026
開催のお知らせ:https://www.fsk-brain.co.jp/news/2734/
会  期:2026年9月24日(木)
時  間:10:00~16:30
会  場:浪江町地域スポーツセンター 秋桜アリーナ(福島県双葉郡浪江町権現堂下馬洗田5-2)
主  催:株式会社FSK(https://www.fsk-brain.co.jp/

2026.09.07

サイバーコアの高速エッジAIを用いた「AI搭載型乗合バス 車内事故防止システム」が日本バス協会主催の実証実験に採用

〜車載デバイスでのエッジ処理により不安定姿勢のリアルタイム検知を実現〜

株式会社サイバーコア(本社:岩手県盛岡市 代表取締役:玉木 由浩、以下「サイバーコア」)は、日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、以下「日野自動車」)が推進するバス車内安全確保の取り組みにおいて、高速エッジAIを用いた「AI搭載型乗合バス 車内事故防止システム」(以下「本システム」)を開発したことをお知らせいたします。日野自動車と共同で開発した本システムは、公益社団法人日本バス協会(以下「日本バス協会」)が実施するAIを活用した乗合バス車内事故防止システムの実証実験に採用され、2026年9月から12月にかけて首都圏・東海・関西エリアの大手バス事業者6社の路線バスに搭載され、効果検証が実施されます。

背景
 バスの運転士には、安全運転に加え、乗客の乗降時や車内外の安全確認など多くの役割が求められており、安全性の向上と業務負担の軽減を両立することが課題となっています。路線バスにおいては、発車時や減速時の揺れによってつり革や手すりに掴まっていない乗客が転倒・負傷する事故が多く発生しており、国土交通省の「事業用自動車総合安全プラン2030」においても車内事故の削減が目標として掲げられています。この課題の解決に貢献するべく、サイバーコアが得意とする画像解析技術と高速エッジAI技術を用いて、本システムを開発しました。

システムの仕組み:高速エッジAIによる、わずか0.2秒以内のAI映像解析
 本システムは、バス車内に設置したカメラの映像をエッジAIで解析し、乗客の姿勢や動きから転倒につながるおそれのある不安定状態をリアルタイムに検知します。不安定状態と判定した場合には、運転士へ画面・音声で通知するとともに、車内モニターを通じて乗客に着席やつり革の利用を促します。これにより、運転士の安全確認業務の負担軽減と、乗客の安全性向上の両立を目指します。
 エッジデバイス上でAI処理をオフラインで高速実行でき、走行中の車内状況を瞬時に解析し、運転士へ素早く伝えることができます。本システムでは、映像のAI判定から車内モニターに結果が表示されるまでの処理時間はわずか0.2秒以内*、IPカメラのレイテンシを含む合計処理時間でもわずか0.5秒以内*の高速リアルタイム処理を実現しています。
* 開発テスト環境における実測値。実際の現場環境に応じて値は変動する場合があります。

システムの全体構成は下図の通りです。

AI搭載型乗合バス 車内事故防止システム構成図

検知イメージ
 サイバーコアが独自に学習を重ねたAIにより、高精度の人物検知、骨格推定、安全判定を行います。前方・後方カメラの映像から乗客一人ひとりの骨格を推定し、つり革や手すりに掴まっていないなど不安定な状態を検知した場合には、画面上に「注意」等のアラートを表示して運転士に知らせます。

検知結果表示イメージ(モニタリング画面)

導入・実証実験の概要
 本システムは、日本バス協会が日野自動車と連携して実施する「AI搭載型乗合バス 車内事故防止システム」実証実験に採用され、2026年9月から12月にかけて首都圏・東海・関西エリアの大手バス事業者6社で順次検証されます。参加バス事業者と実施予定期間については、日野自動車株式会社(https://www.hino.co.jp/)および公益社団法人日本バス協会(https://www.bus.or.jp/)の公式ウェブサイトをご確認ください。

各社の役割

公益社団法人日本バス協会 実証実験の主催
日野自動車株式会社 プロジェクト統括、システムの提供、参加バス事業者との調整
株式会社サイバーコア 「AI搭載型乗合バス 車内事故防止システム」(安全判定AI・判定アプリケーション)の開発

今後の展望
 サイバーコアは、本実証実験を通じて得られる知見を活かし、日野自動車と共に「AI搭載型乗合バス 車内事故防止システム」の精度向上と機能拡張、実用化に向けた開発を継続してまいります。今後も画像AI・エッジAI技術を核に、バス・鉄道・自治体・商業施設など幅広い領域における現場の課題解決に貢献するソリューションを提供してまいります。

【株式会社サイバーコアについて】
 画像AI技術およびエッジAI技術に強みを持つソリューションプロバイダ。特に人流・交通量解析やカメラまたぎトラッキング(ReID)アルゴリズムに強みを持ち、世界的なコンペで優勝を始めとした実績があります。AI軽量化技術にも長く取り組んでおり、エッジAIやフィジカルAI関連にも強いほか、アプリ開発等のソフトウェア領域まで一気通貫の開発が可能。盛岡・東京・ベトナムの3拠点で事業を展開しています。電気興業(DKK)グループ。
https://cybercore.co.jp/

本件に関する報道関係お問い合わせ先
株式会社サイバーコア ソリューション営業部
お問い合わせ窓口 query@cybercore.co.jp

2026.08.12

Advantech Edge AI Day Japan 2026 出展、およびReIDセミナー開催のご案内

2026年8月28日(金)に開催されますアドバンテック株式会社主催「Advantech Edge AI Day Japan 2026」(@富士ソフト アキバプラザ/東京・秋葉原)において、サイバーコア取締役の阿部将顕が「画像解析は点から面、流れへ~エッジReIDで実現するマルチカメラトラッキングの実用最前線〜」と題したセミナーを実施致します。

あわせて会場内にも出展し、BehaveEye®を用いたエッジReID/マルチカメラトラッキングのリアルタイムデモをご紹介いたします。
セミナーではサイバーコアが取り組んでいるエッジReIDの社会実装内容をご紹介するほか、生成AIの登場による進化や今後の展望についてもお話し致します。

本イベントは参加費無料・事前登録制です。是非ご来場ください。

セミナー概要

画像解析は点から面、流れへ
~エッジReIDで実現するマルチカメラトラッキングの実用最前線〜

ReID(マルチカメラトラッキング)は複数のカメラで同一人物、同一車両等を共通の情報として処理する技術です。これにより情報が点から面へ、流れ(時系列)へとこれまで見えなかったものが見えてきます。
サイバーコアではこの技術をエッジデバイスに実装し、鉄道駅における乗り換え調査(JR東日本様)、免税店における顧客行動調査(セントレア空港様)、百貨店様等で社会実装を進めてまいりました。
導入事例を交えながら、最新動向、今後の可能性をご紹介します。

開催日時:2026.08.28(金) 10:30-17:00(開場10:00)
会場:富士ソフト アキバプラザ(東京都千代田区神田練塀町3)
サイバーコア登壇セミナー:2026.08.28(金) 16:20-16:40(予定)/「画像解析は点から面、流れへ~エッジReIDで実現するマルチカメラトラッキングの実用最前線〜」/スピーカー:株式会社サイバーコア 取締役 阿部将顕

ご来場登録はアドバンテックWEBサイトへ:https://blog.advantech.co.jp/edge-ai-day2026-2

2026.08.06

あいちデジタルアイランドプロジェクト『TECH MEETS』において、サイバーコアの BehaveEye®を用いた中部国際空港株式会社での実証プロジェクトが「ライトハウス枠」に 選定され、2年連続の取り組みが決定しました。

日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」を運営する株式会社eiicon(エイコン 本社所在地:東京都港区虎ノ門、代表取締役社長:中村亜由子、以下 eiicon)が愛知県とともに実施するあいちデジタルアイランドプロジェクト『TECH MEETS(テック ミーツ)』において、サイバーコアのBehaveEye®を用いた中部国際空港株式会社との「免税店におけるお客様のニーズに合わせた売り場づくりの実現」が「ライトハウス枠」に選定され、実証実験の継続支援を受けることとなりました。

「ライトハウス枠」は、昨年度採択されたプロジェクトの中から、事業化・社会実装に向けたさらなる展開が期待される取り組みを選定し、継続的に伴走支援を行うものです。 昨年度の実証では、BehaveEye®に搭載されたカメラまたぎの解析が可能なReID(再認識)技術を活かし、エッジ環境で免税店における顧客動向の解析を行いました。本年度は、得られた知見をもとに、店舗づくりやマーケティング施策への実装に向けた検証をさらに進めてまいります。

詳細は、eiiconのプレスリリースをご確認ください。
https://aichi.eiicon.net/techmeets2026/

2026.07.22

多数のエッジデバイスとAIアプリ、ユーザーを一元管理する「サイバーコア プラットフォーム」の一般試用提供を開始

株式会社サイバーコア(本社:岩手県盛岡市 代表取締役:玉木 由浩、以下「サイバーコア」)は、多数のエッジデバイスとエッジAIアプリケーション、顧客情報を一元管理できる独自の統合管理プラットフォーム「サイバーコア プラットフォーム」の一般試用提供を、2026年8月より開始することをお知らせいたします。

Raspberry Pi、NVIDIA Jetson、x86_64に幅広く対応
 サイバーコア プラットフォームは、高精度人流・交通量解析ソリューション「CityEye」、ReID(カメラまたぎ再識別)つき行動解析ソリューション「BehaveEye®」など、サイバーコア独自の各種AIソリューションはもちろん、受託開発した顧客専用アプリケーションも含め、異なる種類のエッジデバイスやアプリケーションの統合管理を可能にするプラットフォームです。
 現在はRaspberry Pi 4/5、NVIDIA Jetson、x86_64アーキテクチャの幅広いデバイスに対応し、メーカーに依存しない柔軟で拡張性の高い運用を実現します。対応アーキテクチャは今後順次拡充予定で、受託開発による拡張も可能です。

国内のエッジコンピューティング市場は、2028年に2.6兆円へ。一方、使い勝手の良い統合管理基盤が不在
 国内のエッジコンピューティング市場規模は2025年に推計1.9兆円、2028年には推計2.6兆円規模へ成長することが見込まれています(総務省「令和7年版 情報通信白書」)。仮に1台あたり1万円だとすると、1年で2.6億台のエッジデバイスが出荷され、その統合管理に必要な機能はデバイスの死活監視のみならず、AIソリューションのOTA(Over The Air:遠隔アップデート)や検知通知機能、ユーザー管理など多岐にわたります。
 一方で、こうしたエッジデバイスを統合管理するプラットフォームの選択肢は、国内ユーザーにとっては限られてきました。既存のプラットフォームは海外製が中心で、汎用的なIoT機器管理を主目的とするため、AI検知結果の閲覧・通知やソリューションダッシュボードなど、エッジAIの運用に必要な機能を備えていないものが少なくありません。また、国内発のエッジAIプラットフォームも、対応デバイスが特定の機種に限定されるものが多く、メーカーやアーキテクチャを問わず一元管理できる国産の統合管理基盤はほとんど存在しませんでした。サイバーコア プラットフォームは、エッジAIソリューションを多く手掛けるベンダとしての視点から、こうした課題を解決するために開発されました。

エッジソリューションの効率的な管理を可能にする各種機能
 サイバーコア プラットフォームは主な機能として、デバイス管理・死活監視、AIモデルのバージョン管理とOTAアップデート、アプリケーション設定の一元管理、通知機能を搭載。複数拠点・多数デバイスの運用負荷を大幅に軽減し、導入企業のDX&AXを強力に支援します。特に、AIモデルの遠隔更新(OTA)はエッジAIの保守における課題を解消し、高い精度を維持しながら迅速な改善が可能です。

管理デバイス一覧

デバイス状況モニタリング

AIソリューション選択

デバイス通知履歴

分析ダッシュボード(CityEye 人流・交通量解析)

エッジAIクマ・イノシシ侵入検知システム「クマトリガー」や大手SIer案件で連携を開始
 橋爪商事株式会社(本社:岩手県大船渡市 代表取締役社長:橋爪 博志、以下「橋爪商事」)と共同開発したエッジデバイスによるクマ・イノシシ侵入検知システム「クマトリガー」もサイバーコア プラットフォーム上でデバイス管理、AI管理、検知結果閲覧などを一元管理します。なお、「クマトリガー」は橋爪商事様が主体となり、自治体向け展示会「地域×Tech 東北」(2026年7月23日(木)・24日(金)、仙台国際センター)の鳥獣・クマ対策ゾーンに出展されます。

「クマトリガー」 クマ・イノシシ検知結果閲覧画面

 また、いくつかの大手SIer様の開発案件においても、サイバーコア プラットフォームを利用した多数のエッジ端末の統合管理、検知結果管理および通知管理の導入が進行しています。
 プラットフォームの価格はサイバーコアプロダクトの試用有無や各種条件により都度お見積り。現在、月額〜数千円程度/台を想定しています。
 その他、多数のIoT・エッジ機器を導入・運用し、独自機能を盛り込みたいお客様に向けては、サイバーコア プラットフォームをベースとしたオーダーメイドの管理プラットフォーム開発も承ります。

 サイバーコアは今後も、エッジAI技術とこのプラットフォームを組み合わせ、自治体・鉄道・バス・商業施設・製造業など多様な領域に対し、高性能かつ現場に最適化されたソリューション提供を進めてまいります。

【株式会社サイバーコアについて】
 画像AI技術およびエッジAI技術に強みを持つソリューションプロバイダ。特に人流・交通量解析やカメラまたぎトラッキング(ReID)アルゴリズムに強みを持ち、世界的なコンペで優勝を始めとした実績があります。AI軽量化技術にも長く取り組んでおり、エッジAIやフィジカルAI関連にも強いほか、アプリ開発等のソフトウェア領域まで一気通貫の開発が可能。盛岡・東京・ベトナムの3拠点で事業を展開しています。電気興業(DKK)グループ。
https://cybercore.co.jp/

本件に関する報道関係お問い合わせ先
株式会社サイバーコア ソリューション営業部
お問い合わせ窓口 query@cybercore.co.jp

2026.07.13

クマ・イノシシのAI検知エッジシステム「クマトリガー」が東海新報・岩手日報に掲載されました

サイバーコアとパートナー契約を締結している橋爪商事株式会社(本社:岩手県大船渡市 代表取締役社長:橋爪 博志、以降「橋爪商事」)のクマ・イノシシ侵入検知システム「クマトリガー」が、下記の新聞に掲載されました。
「クマトリガー」は、サイバーコアが独自にデータを収集・学習したクマ・イノシシ検知AIをコンパクトなエッジ端末に実装し、サイバーコアのプラットフォーム上で端末管理、AI管理、検知結果閲覧、通知設定を一元化したソリューションになっています。

オープンソース(Yolo8m、左)とクマトリガーに実装したサイバーコアの害獣検知AI(右)の精度比較(1)

オープンソース(Yolo8m、左)とクマトリガーに実装したサイバーコアの害獣検知AI(右)の精度比較(2)

オープンソースはリアルなデータに対応できないことが多く、サイバーコアはデータセット収集、学習、軽量化、エッジ実装まで一貫して行っています。

サイバーコア プラットフォーム上でのクマトリガー検知履歴一覧画面

サイバーコア プラットフォーム上でのクマトリガー検知動画確認画面

詳しくは下記リンクをご確認ください。

東海新報(2026年7月4日付 7面)

「検知から制御 スムーズに クマ侵入対策で橋爪商事㈱が新システム 監視カメラや自動ドアなどと連動」(WEB版記事はこちら

岩手日報(2026年7月10日付 3面)

「クマ侵入 AIで検知 自動ドアの電源操作も 9月から販売予定」

また、「クマトリガー」は橋爪商事様が主体となり、自治体向け展示会「地域×Tech 東北」(2026年7月23日(木)・24日(金)、仙台国際センター)の鳥獣・クマ対策ゾーンに出展されます。実機デモ・導入相談を実施予定ですので、ぜひお立ち寄りください。

◇関連リンク

橋爪商事 プレスリリース「クマトリガー」新発売(2026年6月23日)
https://www.hasizme.co.jp/topicnews/topic/topic20260626.pdf

2026.06.30

サイバーコア テックブログをzennにてスタートしました。

長らく沈黙を続けてきた(?)サイバーコアですが、ついにテックブログを開設いたしました。

試しに数本の記事を若手中心にアップしています。
まずは、最近のReIDに関する学術研究内容(ドメインアダプテーション)、自然言語で行動データ解析を可能にするBehaveEye® MCP、デプスAIを用いた3Dトラッキング、FaceEye®とfreee人事労務のAPI連携、と、早速多種多様です!
定期的に面白い記事、サイバーコアならではの記事をアップしていこうと思います。

永遠にβ版になると思いますが、是非ご一読&フォロー&ブックマークよろしくお願い致します。
一緒に働くメンバーは随時募集しています。学生インターンも大歓迎です。

サイバーコア テックブログへ(https://zenn.dev/p/cybercore)

2026.06.29

乗り換え利便性向上に向けたホーム間流動調査をJR北上駅で実施開始

~BehaveEye®によるAI映像解析で人力調査では難しかった長期・継続的な流動を把握~

 電気興業株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:近藤忠登史)および株式会社サイバーコア(本社:岩手県盛岡市、代表取締役:玉木由浩、以下「当社」)は、東日本旅客鉄道株式会社 盛岡支社がJR北上駅構内で実施する、新幹線と在来線の乗り換え利便性向上を目的とした旅客流動調査において、当社のBehaveEye®(ReIDつきエッジ行動解析ソリューション)を活用した調査業務を受託し、実施を開始したことをお知らせします。

カメラまたぎトラッキング(ReID)を活用し、長期・継続的な乗り換え流動把握に対応

 駅構内における乗り換え流動調査は、利用人数のカウントや行先確認などを目的に、従来、調査員による目視で行われておりました。一方で、人力による調査では、調査員の配置や拘束時間、人員数の制約から、1日単位または特定の時間帯に限定したスポット調査となりやすく、長時間・長期間にわたる連続的なデータ取得や、複数地点間を移動するお客さまの動線把握には課題がありました。
 これに対し本調査では、カメラまたぎトラッキング(ReID:AIによる再認識技術)を備えた当社のBehaveEye®ソリューションを活用し、ホームや改札に設置したカメラで捉えた人物を、個人を特定しない形で同一人物として推定・把握します。これにより、カメラごとの人数カウントに加えて、カメラをまたいだ「どこからどこへ向かったのか」という行先確認が可能となり、AIによるホームや改札間の乗り換え流動調査を実現しています。
 本調査に先行して2025年1月に同駅で実施した実証実験の成果により、取得したデータに一定の有用性があることを確認しています。本調査では、同実証で得られた知見を踏まえ、より長期的・継続的な流動把握に向けた活用を進めます。

図1 駅構内に設置されたカメラ

図2 BehaveEye®による通行領域の設定イメージ
※図2は駅営業時間外に撮影した画像を資料用に加工

図3 BehaveEye®による乗り換え調査データの出力イメージ

 なお、本調査で取得したカメラ画像等は、調査目的の範囲内で適切に管理・破棄されます。

【参考リリース】
JR駅構内において、AI映像解析技術を用いた流動調査を実施~駅利用の実態の可視化に寄与~(2025年4月17日リリース)

 電気興業および当社は、BehaveEye®に代表されるReIDやマルチカメラトラッキングをはじめとする当社の高性能なAIソリューションの提供を通じて、公共交通の利便性向上に向けた取り組みを推進してまいります。

2026.06.09

デプスカメラを用いた3Dトラッキングと、2Dカメラ+デプスAIを用いた3Dトラッキングのデモを掲載しました

先日(2026.03)に続いて、サイバーコアの技術 > AI ページのデモビデオ一覧に、デプスカメラを用いた3Dトラッキングと、2Dカメラ+デプスAIを用いた3Dトラッキングのデモを掲載しました。

フィジカルAIにも必須な「位置把握」「トラッキング」技術

サイバーコアは自動運転関連ソリューションや人流・交通量ソリューションの開発・提供を通じて、長年にわたってトラッキングアルゴリズムやカウントアルゴリズムの熟成を継続しています。

人やクルマを「数える」タスクや「位置を把握する」という一見シンプルで容易なタスクは、実際の市街地や幹線道路などでは、オクルージョン(遮蔽)やフラグメンテーション(IDの分離、重複生成)などさまざまな課題が発生します。

実環境と学術用のデータでは、その難易度に大きな隔たりがあり、また、カウントやトラッキングアルゴリズムはオープンソースソフトウェア(OSS)や生成AIによるアルゴリズムでは計算量や精度の観点で実用上の課題が多く、骨の折れる長年の開発が必要です。

サイバーコア独自の3Dトラッキングアルゴリズムで、2Dカメラをデプスカメラ同等の情報に昇華

今回のデモは、前回に引き続き、ロボットや自動運転にも有用な3Dトラッキングアルゴリズムのデモ動画です。
OSSによる2Dトラッキング、ステレオカメラを用いた3Dトラッキング、2Dカメラ+デプスAIを用いた3Dトラッキングの比較です。
サイバーコア独自の3Dトラッキングアルゴリズム<CCtracker3D>は、2Dカメラであってもステレオカメラであっても極めて高精度なトラッキング(カウント、位置把握)を達成しています。

また、3Dトラッキングを行うためには、従来はLiDERやステレオカメラを用いて物理的・光学的に取得した深度データが必要でしたが、最近発展が目覚ましいデプスAIとサイバーコアの3Dトラッキングアルゴリズムを併用することで、時にはLiDERやステレオカメラを超えた性能を発揮することができます。

サイバーコアではエッジAI、フィジカルAIの「眼」に関する技術を幅広くご提供しております。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

デモ動画

デプスカメラ vs デプスAI デプスマップ比較(2026.06)

左:2Dカメラ+OSSトラッカー、中:3Dカメラ+サイバーコアの3Dトラッカー、右:2Dカメラ+デプスAI+サイバーコアの3Dトラッカー
左は人物検知ID数が大幅に乱れます。右は2D映像でありながら、デプスAIとサイバーコアの3Dトラッカーを用いてデプスカメラと同等のデプスマップ+カウント精度を達成しています。

デプスカメラ vs デプスAI BEV比較(2026.06)

左:3Dカメラ+サイバーコアの3Dトラッカー、右:2Dカメラ+デプスAI+サイバーコアの3Dトラッカー
右は2D映像でありながら、デプスAIとサイバーコアの3Dトラッカーを用いてデプスカメラと同等の位置把握+カウント精度を達成しています。

2026.05.29

Vision AI Expo@幕張メッセにおいて、マルチカメラトラッキング(ReID/再認識)実用についてのセミナーを行います。

来る2026年6月10日(水)〜12日(金)に開催されます「Vision AI Expo」(@幕張メッセ)において、サイバーコア代表取締役の玉木由浩が「画像解析は点から面、流れへ~エッジReIDで実現するマルチカメラトラッキングの実用最前線〜」と題したセミナーを実施致します。

従来のカメラごとの解析を、カメラをまたいだ解析に拡張し、「画像解析は点から面へ」を合言葉に、BehaveEye®等でサイバーコアが取り組んでいる内容をご紹介いたします。
また、生成AIの登場や3D AIの劇的な進化による今後の展望についてもお話致します。

是非ご来場ください。

セミナー概要

画像解析は点から面、流れへ
~エッジReIDで実現するマルチカメラトラッキングの実用最前線〜

AIの進化に伴いカメラから得られる情報も膨大になり、いろいろな便利と生産性向上をもたらしてきました。しかしながら、1つのカメラで捉えた事象はここで途切れ、他のカメラと情報共有することがほぼできていないのが現状です。
ReID(マルチカメラトラッキング)は複数のカメラで同一人物、同一車両等を共通の情報として処理する技術です。これにより情報が点から面へ、流れ(時系列)へとこれまで見えなかったものが見えてきます。防犯、小売での顧客行動分析、駅・施設等の人流把握等いろいろな現場で情報の価値向上ができる技術となります。
弊社ではこの技術をエッジデバイスに実装し、お客様がすぐ使える形でお届けします。導入事例を交えながら、最新動向、今後の可能性をご紹介します。

開催場所:2026.06.10(水) 11:25-12:05 展示会場内D(3C32)
スピーカー:株式会社サイバーコア 代表取締役 玉木由浩